• いったいこの列車は?日本の国鉄車両?
  • 昭和の時代へのタイムスリップ?
序にかえて

私は、ふと、我に帰った。ぼんやりと瞼(まぶた)に今、自分のいる光景が映っていた。

私はぐっすり眠ってしまっていたようだった。今、自分はどこにいるのだろう?何をしていたのだろう?そう頭で考えようとしていた。ぼんやりと瞼に今、自分のいる光景が映っていた。コトンカタン♪とレールを走る音がする。走っている列車の中に私はいた。

あ~そうか、列車に乗って旅をしていたんだ…。でもどこへ出かけようとしていたのだろう…思い出せない。

今、どこにいるんだろう?列車は、日本の古い古い車両だった。それも私が幼い頃、昭和の時代に、何度も乗って、慣れ親しんだ日本のローカル線の車両の車内だ…。本当に懐かしい。(確かこれはキハ20という名前の車だったのではないだろうか…。)

他に乗っている乗客は見当たらない。私一人だけが、のんびりと揺れる車内にいた。

 

あれ?でも、よく考えると、もうこんな古い車両が、2020年の今も走っているはずはない…。もしイベントなら、他の乗客がいるはずだ…。

まだ私は夢を見ているのだろうか…?

車窓にはどこの海なのだろうか? 茫漠とした大海原が拡がっていた。

海なのか?湖なのかも分からない。渡り鳥たちが羽を休めている、穏やかな光景だった。

そして、ただ列車はひたすらに水平線を眺めつつ走り続けていた。

もしかしたら私は死んだのかもしれない…。ぼんやりとそう思い始めていた…。私の大好きだった昭和世代のローカル列車が、人生の最期という終着駅から先へ、私を天国へ連れて行ってくれるのかもしれない…。

そう思い、また瞼を閉じた。

列車は走り続けていた・・・。

鉄道好き亭主のぶらり旅 トップページ
↓ブログページへのリンク↓
この写真の列車に乗った時の4トラベル旅行記はコチラhttps://4travel.jp/travelogue/11567016
 このページは「鉄道好き亭主のぶらり旅」のトップページです。上の画像は、2020年現在、タイ王国の東北部の奥地でローカル鈍行列車で活躍する日本(日立製作所)製の旧型古参ディーゼルカー「RHN」型です。一瞬、日本の国鉄の古いローカル列車なのではないか?と思わせます。1971年製ですから、日本で生まれて50年もタイで走り続けているということになります。このような懐かしい昭和の雰囲気漂う列車やバスでの「ぶらり旅日記」をブログでご紹介しています。どうぞご笑覧下さいませ。
下手な写真ですので、データは、どうぞ自由にお使い下さい。
inserted by FC2 system